第一回研修会 昭和27年8月1日~8月8日
毎年開催される「実践人の家」全国夏季研修会ですが、その第一回は昭和27年8月1日~8月8日
の8日間、京都府船井郡胡麻郷小学校において会員20名にて開催されました。
以下「森信三全集 第7巻」研修会56回史よりの要旨です。
第一回夏安居(げあんご)、夏安居とは陰暦4月16日から3カ月、僧が外出せずこもって
修行することです。
昭和27年6月の開顕誌に、森先生は第一回夏安居について次のように書かれています。
「国の独立に対する私自身の歩みとして、近夏選ばれた小数同志による読書会を
開くこととした。会場は、北但馬地方か、又は京都府下の丹波路にするつもりで
期日はなるべく認定講習と重複しないようにしたい。
今回の企ての主眼とする処は、新教育の基盤であり、その背梁骨をなしているデュウィー
その人の世界観、人生観、教育観を混然一体とせる彼の厖大なる主著「民主主義と教育」を
期間8日間、1日7・8時間の割で、徹底的に、精魂尽き果てて打つ倒れるまで読破せんと
するにある。随って初めより多くの参加者を期待せず、強靭不屈の士僅かに数人を得れば
幸甚。私としては石田梅岩の言ではないが対談の同志一人があればそれで結構、
最後の場合は、私一人だけと覚悟している故心極めて安泰である。」と。
全国の同志は、これを拝読して非常な衝撃を受けた。
今も続く実践人全国研修大会の第一回目の記念すべき大会はこうして
開催されました。
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by jissenjin0664
| 2023-12-26 10:50
| ○森信三全集 全25巻
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